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自殺の予兆は? 小さな変化にもアンテナを…専門家指摘

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自殺の予兆は? 小さな変化にもアンテナを…専門家指摘

 子供が自殺するまで追い込まれている状況を知る手立てはないのか。文部科学省によると、自殺直前の予兆の例には、「不安やイライラが増し、落ち着きがなくなる」「投げやりな態度が目立つ」といったふるまいがあるという。

 ただ、こころぎふ臨床心理センター長の長谷川博一氏は「そう単純な話ではない」とくぎを刺す。予兆は性別によっても異なるといい、「男子は無口になりがちだが、女子は周囲に心配をかけないよう気丈に振る舞うため、多弁になるケースもある。元気そうに見えるというだけで安心するのは危険だ」と力を込める。

 そうした予兆に気付くため、長谷川氏は家族ら周囲の大人に対し「子供の変化に対するアンテナを張ること」を求める。「感情をストレートに表に出せる子ばかりではない。登校に向けた準備が普段より遅いなど、小さな変化にも気付いてあげることが大事だ」と指摘する。

 気付いた後の対処にも注意が必要だという。「頑張って」といった励ましの言葉は、逆にプレッシャーになりかねないといい、長谷川氏は「『無理しなくていいよ』などと逃げ場を作ってあげることが大切だ」としている。

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