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【被害者・遺族は問う】(5)東京都文京区幼女殺害事件 松村恒夫さん(76)「世のおかしいものを直そうとやれることを」

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【被害者・遺族は問う】
(5)東京都文京区幼女殺害事件 松村恒夫さん(76)「世のおかしいものを直そうとやれることを」

松村恒夫さんは刑事裁判の変化を「証拠品として扱われていた被害者遺族が裁判に参加できるようになり、当事者として認められたことは大きい」と話す 松村恒夫さんは刑事裁判の変化を「証拠品として扱われていた被害者遺族が裁判に参加できるようになり、当事者として認められたことは大きい」と話す

 《逮捕された母親は殺人罪などで懲役15年が確定。すでに出所している》

 「なぜ殺されたのか」「死刑にしてほしい」との思いで裁判を見守りましたが、加害者のための裁判だと感じました。1審の退廷時に傍聴席から被告に「頑張れ」と声がかかり、私は思わず目の前を歩いていた被告に「春奈を返せ!」と叫びました。被告はガクッと膝を落として退廷していきました。悔しい思いをぶつけられたのはこの時だけで、被害者の発言の重さを感じました。結局、動機は解明されませんでした。

 《遺族は雑誌などを名誉毀損(きそん)で訴え、全て和解が成立した》

 報道を打ち消すにはマスコミを使うしかないという矛盾を感じました。客観的に検証する姿勢があれば、偏った報道は防げる-。それを自覚してほしい。

 《あすの会を立ち上げた岡村勲弁護士を紹介され活動に参加するようになる》

 最初、心の傷をなめ合う団体は嫌だと思っていましたが、岡村先生に「裁判の日程も勝手に決められている」という被害者遺族の置かれた状況を聞き、活動に参加しました。

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