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「試薬廃棄で疾患」と提訴 旭川医大医師、ガス吸引

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「試薬廃棄で疾患」と提訴 旭川医大医師、ガス吸引

記者会見する旭川医科大の医師、水元克俊さん=17日午後、北海道旭川市 記者会見する旭川医科大の医師、水元克俊さん=17日午後、北海道旭川市

 北海道旭川市の旭川医科大で2009年、指導教官の指示で試薬の廃棄をした際、有毒ガスが発生し、肺などに重い疾患を負ったとして、同大の医師、水元克俊さん(38)が17日、同大や教官だった男性准教授に約3億円の損害賠償を求めて旭川地裁に提訴した。

 訴状によると、水元さんは医学部6年生だった09年11月、教官の指示で実験室の試薬の廃棄をしていた際、廃棄用ポリタンクが爆発。発生した有毒ガスを吸って疾患を負った。

 また、14~17年にアカデミックハラスメントを受けたとして、男性准教授を相手取って550万円の損害賠償を求める訴訟も起こした。

 水元さんは提訴後の記者会見で「16年に医師の診断で、ガスが肺の疾患を引き起こした可能性があると分かり、提訴を決意した」と話した。水元さんの弁護人は「教官は安全配慮義務を怠った。極めてずさんな管理だった」と指摘した。

 旭川医科大は「訴状を見ていないのでコメントできない」としている。

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