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東京・多摩のビル建設現場火災、悪条件重なり被害拡大か 作業工程に疑問も

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東京・多摩のビル建設現場火災、悪条件重なり被害拡大か 作業工程に疑問も

 東京都多摩市唐木田のビル建設現場では、300人以上の作業員が働いていた広大な建物内に炎と煙が一気に広がり、多数の死傷者が出た。建設現場の出火リスク、煙が充満しやすい地下環境といった複数の悪条件が重なり、被害を拡大させたとみられる。

 スプリンクラーなし

 建設工事中の建物ではスプリンクラーなどの消火設備が未整備な上、資材がむき出しの部分もあり、火災のリスクは高いとされる。東京消防庁管内では平成19~28年の過去10年間、工事現場の火災件数は年間80~130件程度で推移。28年に発生した82件のうち、ガスバーナーなどを使用した溶接・溶断作業中の火災が26件で最多だった。

 今回の現場では作業員2人がガスバーナーを使い、鉄骨を切断する作業にあたっていた。このうち1人が火花を水で消す役割を担っていたが、断熱材のウレタンの引火を招いた。作業員は「現場に消火器や水を用意していたが、火の周りが早く消火が間に合わなかった」と説明。火災報知機、スプリンクラーも設置されておらず、火は一気に燃え広がっていった。

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