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【オウム死刑執行】林郁夫受刑者、岡崎死刑囚…17人と向き合った法廷 元裁判長「集団の論理に支配」

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【オウム死刑執行】
林郁夫受刑者、岡崎死刑囚…17人と向き合った法廷 元裁判長「集団の論理に支配」

地下鉄サリン事件で、日比谷線「築地駅」前の路上で手当てを受ける被害者=1995年3月 地下鉄サリン事件で、日比谷線「築地駅」前の路上で手当てを受ける被害者=1995年3月

 オウム真理教による一連の事件で、東京地裁の裁判長として17人の被告の刑事裁判を担当した三上英昭氏(73)は、信者たちの後悔を目の当たりにしてきた。「真面目な若者たちが、集団の論理に支配されてしまった」と、組織に流される危うさを語った。

 「私の行為の、何とおぞましいことか」。平成8年3月。地下鉄サリン事件で散布役を務めた元医師、林郁夫受刑者(71)が泣き崩れると、傍聴席の遺族も泣いていた。林受刑者は教団の「治療省」大臣を務めたが、逮捕後に全面自供。「加害者も遺族も、どちらにとっても無残な事件だった」。三上氏は振り返る。

 慶応大医学部を卒業後、米国の病院に勤務し、帰国後には国立病院の医長を務めた林受刑者。「世の中の役に少しでも立ちたいという思いが強く、真摯(しんし)で真面目な人間」と映った。

 一方、同じく審理を担当した岡崎一明死刑囚は、家庭環境に恵まれず、転職を繰り返した末に入信。「取調官など、人に迎合する傾向」も垣間見えた。検察側は林受刑者に無期懲役、岡崎死刑囚に死刑を求刑。後任の裁判長はいずれも求刑通りの判決を言い渡した。

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