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【文科省汚職】川端容疑者、JAXA理事として幅広い職務 契約審査委員長も

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【文科省汚職】
川端容疑者、JAXA理事として幅広い職務 契約審査委員長も

川端和明容疑者 川端和明容疑者

 収賄容疑で逮捕された川端和明容疑者は、出向先の宇宙航空研究開発機構(JAXA)で幅広い内容の職務を担当していた。飲食接待が賄賂と認定されるために必要な職務権限は何だったのか。東京地検特捜部が解明を進める。

 JAXAによると、川端容疑者は平成26年7月に参与として出向。27年4月からは7人の理事のうち、総務、人事、広報、契約、財務などを統括する担当を1期2年務めた。JAXAの発注する契約を審査する契約審査委員会の委員長も兼任したという。

 同委員会では当時、契約額が数千万円以上の随意契約について現場が作成した案を審査し、委員長権限で決定していた。ただ、「理事が個別の契約内容に関わることはない」(JAXA)という。

 川端容疑者は、贈賄側の谷口浩司容疑者に依頼され、東京医科大の式典への宇宙飛行士の出席に関わっていたとされる。とはいえ、そのためだけに接待が繰り返されたのかは不明だ。文科省のベテラン職員は、将来性が見込める研究などに集中投資する科学技術分野の事業予算額の大きさを挙げ、「使途の配分に影響力があるとみて(谷口容疑者が)接近したのではないか」と話す。

 一方、JAXAの山川宏理事長は26日、都内で報道陣の取材に「大変驚いている。捜査には全面的に協力していく。逮捕されるような案件なら大変遺憾なことだ」と言葉を選びながら語った。

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