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不適切ツイート判事、東京高裁が懲戒申し立て 最高裁、分限裁判へ

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不適切ツイート判事、東京高裁が懲戒申し立て 最高裁、分限裁判へ

岡口基一判事 岡口基一判事

 ツイッターの不適切な投稿で民事裁判の当事者の感情を傷付けたとして、林道晴東京高裁長官は24日、裁判官分限法に基づき、民事部の岡口基一(きいち)判事(52)の懲戒を最高裁に申し立てた。最高裁大法廷が分限裁判を開き、申し立てを認めるかどうか判断する。認められれば戒告か1万円以下の過料となる。

 岡口氏はツイッター投稿をめぐり過去に2度、厳重注意処分を受けており、高裁は「類似行為を繰り返したことなどを総合的に考慮した」としている。

 高裁によると、岡口氏は5月のツイッター投稿で、犬の返還をめぐる訴訟の控訴審判決について報じるインターネット記事のURLを引用した上で、勝訴した飼い主の感情を傷つける投稿をしたとしている。岡口氏はこの訴訟の審理には関与していない。

 飼い主が同月下旬、高裁に抗議。岡口氏は事情聴取に「軽率で弁解の余地がなく申し訳ない。投稿は削除する」と話したという。岡口氏のツイッターは現在凍結されている。

 岡口氏は平成28年6月、上半身裸の男性の画像などを投稿したとして厳重注意処分を受け、昨年12月には高校3年の岩瀬加奈さん=当時(17)=が殺害された事件をめぐり「無惨にも殺されてしまった17歳の女性」などと投稿。遺族が抗議し、今年3月に厳重注意処分となった。

 最高裁によると、これまでに懲戒が申し立てられたのは、岡口氏を除き55件65人。うち54件62人が戒告もしくは過料とされた。

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