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【オウム死刑執行】麻原元死刑囚神格化、遺骨奪い合い警戒 ヨガ、占い、SNS…勧誘入口 正体隠し、若者狙う

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【オウム死刑執行】
麻原元死刑囚神格化、遺骨奪い合い警戒 ヨガ、占い、SNS…勧誘入口 正体隠し、若者狙う

公安調査庁によるアレフ施設への立ち入り検査(平成28年)で確認された祭壇。現在も麻原彰晃死刑囚の写真が掲げられており、崇拝が続いていることがうかがえる(公安調査庁提供) 公安調査庁によるアレフ施設への立ち入り検査(平成28年)で確認された祭壇。現在も麻原彰晃死刑囚の写真が掲げられており、崇拝が続いていることがうかがえる(公安調査庁提供)

 教室に通い始めて数カ月後。女性は周囲の生徒と完全に打ち解け、職場や友人よりも本当の居場所だと感じるようになっていた。頃合いを見計らったように、講師が打ち明けてきた。

 「実は私たち、オウム真理教の教義を実践しているの。あなたも仲間に加わらない?」

 ×  ×  ×

 オウム真理教の後継団体「アレフ」の動向を注視する公安調査庁関係者への取材に基づき、再現した最近の勧誘の手口だ。

 (1)ヨガ教室や占い、食事会などに教団名を隠して誘い出す(2)教団名を隠したまま教義を解説したり、一連の事件を“陰謀”と説明したりして、人間関係を構築しつつオウムへの抵抗感をなくす(3)最終的に教団名を明かして入会を促す-の3段階で行われる。

 公安調査庁の調査官は「最近はSNS(会員制交流サイト)も勧誘活動に活用している。悩みや孤独感を持つ人が狙われる傾向がある」と指摘する。

 同庁によると、信者数はアレフが約1500人、ひかりの輪が約150人、アレフから分裂した新団体が約30人。3団体の中でもアレフが勢力拡大に熱心とされ、年間約100人の新規信者を獲得している。この調査官は「注目すべきは新規信徒の8割が34歳以下の青年層で、うち6割が20代だということ。オウムへの抵抗感が少ない世代が勧誘されている」と分析する。

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