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【オウム死刑執行】麻原元死刑囚の妻らが遺体引き渡し要求 「遺体は祭祀の対象」

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【オウム死刑執行】
麻原元死刑囚の妻らが遺体引き渡し要求 「遺体は祭祀の対象」

「オウム真理教」の集会で講演する松本智津夫元死刑囚=1990年10月、東京・代々木公園 「オウム真理教」の集会で講演する松本智津夫元死刑囚=1990年10月、東京・代々木公園

 死刑が執行されたオウム真理教元教祖、麻原彰晃(しょうこう)元死刑囚(本名・松本智津夫(ちづお))の妻らが7日、上川陽子法相と東京拘置所長に対し、同拘置所に安置されている麻原元死刑囚の遺体の引き渡しを求める要求書を提出した。

 要求書は妻と、6人の子供のうち長女と四女を除いた計5人の連名。

 要求書は、麻原元死刑囚の遺体を「祭祀(さいし)の対象となるもので、慣習上、その承継者の第一は配偶者(妻)である」と指摘。妻への引き渡しについて、長女の賛同の意思は次女が確認したとし、「四女についても話をすれば当然に理解して賛同してくれるものと考えている」としている。

 その上で「極秘の安置所に安置し、葬儀などの一切の儀式をすることなく、家族だけで対面し、指定されたとおり荼毘(だび)にして弔いたい」とし、遺骨は当面、事務所の金庫に厳重に保管管理するという。

 また、拘置所の担当者から、麻原元死刑囚が妻以外の人を遺体の引き取り人に指定したとの説明を受けたと明らかにした上で「(麻原元死刑囚の)精神状態からすれば、特定の人を引き取り人として指定することはあり得ない」とした。

 公安関係者によると、麻原元死刑囚の遺体は象徴的な意味を持ち、遺骨や遺品が後継団体の正当性を示す象徴になる可能性があるとみられている。神格化も懸念されており、公安当局は、遺骨を奪い合う内部抗争も警戒している。

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