産経ニュース

【オウム死刑執行】逃走3人の逮捕で公判再開 13人の死刑確定も

ニュース 社会

記事詳細

更新

【オウム死刑執行】
逃走3人の逮捕で公判再開 13人の死刑確定も

オウム真理教元幹部、平田信受刑者 オウム真理教元幹部、平田信受刑者

 オウム真理教による一連の事件は平成23年にいったん刑事裁判が終結したが、その後、逃走していた3人が逮捕され、公判が再開された。これまでに13人の死刑と6人の無期懲役が確定。2人は全面無罪となった。

 死刑囚は、坂本堤弁護士一家殺害事件(元年)▽松本サリン事件(6年)▽地下鉄サリン事件(7年)-の3大事件のいずれかに関与しており、最も確定が早かったのは宮前(旧姓・岡崎)一明死刑囚(57)で、すでに確定から13年が経過している。13人目の死刑囚となった遠藤誠一死刑囚の死刑が23年12月に確定したことで、オウム裁判は終結した。

 ところが、この年の大みそかに、逃亡を続けていた元幹部、平田信受刑者(53)=懲役9年確定=が警視庁に出頭。同様に逃亡していた元信者、高橋克也受刑者(60)=無期懲役確定=と、元信者の女性=無罪確定=も24年に逮捕され、裁判は再開した。

 3人の1審は、21年に導入された裁判員裁判で行われ、元幹部の死刑囚らも証人として出廷したが、法廷では教団や科学的知識をめぐる専門用語が飛び交い、被告や証人の記憶が薄れるなど、「過去の事件」を裁く難しさが浮かび上がった。

 今年1月に、「最後の被告」となった高橋受刑者の無期懲役が最高裁で確定。元教祖、麻原彰晃死刑囚の逮捕から約23年を経て、オウム裁判が完全終結した。

「ニュース」のランキング