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【オウム死刑執行】犯罪処理で終わるな 伝えよ 編集局長 井口文彦

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【オウム死刑執行】
犯罪処理で終わるな 伝えよ 編集局長 井口文彦

オウム真理教の教祖だった麻原彰晃(本名・松本智津夫)死刑囚=平成2年10月、静岡県富士宮市 オウム真理教の教祖だった麻原彰晃(本名・松本智津夫)死刑囚=平成2年10月、静岡県富士宮市

 オウム死刑囚の中には自身の罪を深く悔悟し、遺族・被害者に謝罪した者もいる。贖罪意識を芽生えさせたのは司法と社会の努力の成果である。

 死刑執行された今、社会が努力しなければいけないのは、若者たちがカルトや洗脳から身を守る知恵を得られる教育の場をつくることだ。全てのオウム裁判記録を適時開示し、教育に役立てるべきだろう。

 事件はどのように起きたのか。教訓を共有し、若い世代に伝えること。その取り組みは、死刑が執行されたこれからこそが、より重要になっていくと思う。

 オウム事件は確かに「未曽有の事件」であった。だが、その一言で終わらせてはいけないと思う。われわれ新聞も、その努力を続けるつもりである。

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