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【オウム死刑執行】悔しさは、消えない 「もっと語ってほしかった」 遺族・被害者の思いは-

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【オウム死刑執行】
悔しさは、消えない 「もっと語ってほしかった」 遺族・被害者の思いは-

オウム真理教の松本死刑囚らの死刑執行を受けて、記者会見する被害者遺族の高橋シズヱさん=6日午前、東京都千代田区(三尾郁恵撮影) オウム真理教の松本死刑囚らの死刑執行を受けて、記者会見する被害者遺族の高橋シズヱさん=6日午前、東京都千代田区(三尾郁恵撮影)

 目黒公証役場事務長逮捕監禁致死事件で父を亡くした仮谷実さん(58)は「死刑が執行されても父を殺された悔しさが消えることはない」と語った。

 死刑囚らが東京拘置所から移送されて以降、いつ執行されるのか気にかけていたという実さん。「麻原死刑囚は証言する気がなく、これ以上真実が究明されるのは不可能だと思っていた。法律の手続きに基づいて適切に死刑が執行されて安心している」と話した。

 「死刑は当然だが、恨みが心の中に残ってしまうだけなので、あまり考えないようにしていた」と話すのは東京都庁郵便物爆発事件で重傷を負った元都職員の内海正彰さん(67)。その上で「他の被害者や家族を亡くされた方の悲しみ、恨みは癒やされない。今後、死刑になったことで麻原が信者から英雄視されないか心配だ」とした。

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 殺害された坂本堤弁護士=当時(33)=の母、さちよさん(86)は「事件が起きてから今まで、長い時間だった」とするコメントを発表した。

 坂本弁護士や妻の都子さん=同(29)、長男で当時1歳2カ月だった龍彦ちゃんには「『終わったね。安らかにね』と言ってあげたい」というさちよさん。「息子たちの救出活動に尽力してくれた方々には本当に感謝しております」と締めくくった。

 一方、坂本弁護士とともに教団を追及する活動をしていた木村晋介弁護士は「(後継団体の)ひかりの輪、アレフなどが残っており、事件は終わっていない」と話した。

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