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【神戸製鋼データ改竄】国内メーカー続く不正 利潤追求優先、縦割り 報告書から浮かぶ“病巣”

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【神戸製鋼データ改竄】
国内メーカー続く不正 利潤追求優先、縦割り 報告書から浮かぶ“病巣”

【神戸製鋼データ改ざん問題】家宅捜索のため神戸製鋼東京本社に入る捜査員ら=5日午前、東京都品川区(川口良介撮影) 【神戸製鋼データ改ざん問題】家宅捜索のため神戸製鋼東京本社に入る捜査員ら=5日午前、東京都品川区(川口良介撮影)

 三菱マテリアルの子会社では利益確保のため「生産能力を超えた無理な受注」が恒常化した。顧客基準を満たさなくても品質に影響がなければ顧客の了承を前提に引き取ってもらう商慣行「特別採用(トクサイ)」を神鋼と同様に悪用し、データを改竄して出荷。検査部門が「特採処置実施規定」と名付けた改竄マニュアルを作成していた。

 報告書は、経営陣や管理職と現場とのコミュニケーション不足や、組織体制の硬直化も“不正の芽”として断じる。神鋼では「(生産)拠点相互間の人事交流や人事異動も少なく、閉鎖的な組織運営」が行われために不正の連鎖が起こったと指摘。日産でも本社や工場の管理者と、現場の従業員との間で異動が乏しいといった多くの壁があり、報告書ではこうした「縦割り組織の弊害」が問題視された。

 不正発覚によって、神鋼は経営陣の刷新を余儀なくされ、日産やスバルが販売台数の大幅減少に見舞われるなど、企業側は大きなダメージを受けた。

 企業統治に詳しい猿倉健司弁護士は「企業内での不正を完全に排除することは難しい。不正をいち早く把握し、情報公開につなげる体制の構築が必要だ」と警鐘を鳴らす。

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