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【アメフット】負傷の関学選手と日大選手の示談成立 刑事処分に影響か 内田前監督、井上前コーチへの捜査は継続

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【アメフット】
負傷の関学選手と日大選手の示談成立 刑事処分に影響か 内田前監督、井上前コーチへの捜査は継続

 日本大アメリカンフットボール部の悪質反則問題で、負傷した関西学院大選手と反則行為をした日大の宮川泰介選手(20)の間で示談が成立していたことが1日、分かった。負傷選手の父、奥野康俊さんが自身のフェイスブックなどで明らかにした。警視庁がすでに傷害容疑で捜査を始めており、刑事処分への影響を指摘する声も上がっている。

 奥野さんの投稿や代理人弁護士によると、示談は5月31日に成立。示談金は30万円で、記者会見の会場費や交通費などの実費相当額という。示談書には負傷選手が宮川選手の謝罪を受け入れるとした上で、宮川選手の刑事処分は望まず、その旨を捜査機関などに上申すると明記した。

 奥野さんは同月21日に傷害容疑で被害届を提出。31日には内田正人前監督と井上奨(つとむ)前コーチに対し、刑事処分を求める告訴状を警視庁に提出していた。

 奥野さんは投稿で、「宮川選手の今後の人生を応援したいと思います」などとつづり、「一定の区切りがついた」と説明。ただ、代理人弁護士によると、現時点で被害届や告訴状を取り下げる予定はないという。

 警視庁は刑事告訴を受けて捜査を本格化させており、今回の示談成立にかかわらず、内田、井上両氏や宮川選手を含め関係者への聴取などを進める見通し。スポーツ法学に詳しい辻口信良弁護士は「示談の成立が宮川選手の最終的な刑事処分に抑制的に働く可能性はある。正式起訴ではなく、略式起訴や起訴猶予などの処分も考えられる」と指摘した。

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