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【北朝鮮拉致】拉致疑いの米国人家族も進展に期待 真相解明、被害者救出へ 「日本とともにわれわれも声を」

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【北朝鮮拉致】
拉致疑いの米国人家族も進展に期待 真相解明、被害者救出へ 「日本とともにわれわれも声を」

平成29年9月に家族会などが訪米した際に行われたシンポジウムで横田拓也さん(右)と語り合うジェームス・スネドンさん=米ニューヨーク(中村昌史撮影) 平成29年9月に家族会などが訪米した際に行われたシンポジウムで横田拓也さん(右)と語り合うジェームス・スネドンさん=米ニューヨーク(中村昌史撮影)

 北朝鮮が外交交渉に乗り出す中、北朝鮮に拉致された疑いがある海外の失踪者家族も問題の進展に期待を寄せる。2004年に中国で失踪した米国人、デービッド・スネドンさん=当時(24)=の兄、ジェームスさん(50)は電話取材に「日本の被害者家族とともに、解決への声をあげていきたい」と語った。

 04年8月、デービッドさんは中国・雲南省で消息を絶った。中国当局は渓谷での「滑落死」としたが、家族が現地を調べると事故死を裏付ける証拠はなく逆に多数の目撃情報を得た。さらに、実際は拉致されて北朝鮮で英語教師となり、結婚して子供もいるとの情報も複数ルートから入った。

 拉致問題での国際連携に取り組む日本側の協力も得て家族は日本の集会にも参加するなど精力的に活動した。16年9月、米議会下院が真相の調査を米政府に求める決議案が可決。今年2月には上院外交委員会で同様の決議案が可決された。

 しかし、ジェームスさんは「米国内で弟のケースは認知されていない。政府はなぜいまだ事実を調べないのか。本当に問題を認識しているのか」と悲しげに語る。米朝首脳会談を前に北朝鮮はスパイ容疑などで入国後に拘束した米国人3人を解放。一方、拉致の疑いがあるデービッドさんの失踪は14年を経てなお、本格的な真相解明に至らない。

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