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宮城・気仙沼の「ホテル望洋館」倒産 震災直後に被災者受け入れる

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宮城・気仙沼の「ホテル望洋館」倒産 震災直後に被災者受け入れる

 東京商工リサーチによると、宮城県気仙沼市魚町の「ホテル望洋館」(加藤英一)が仙台地裁気仙沼支部から破産手続きの開始決定を受けた。負債総額は約7億円。

 同社は気仙沼市の高台でホテル望洋を経営。平成23年3月の東日本大震災発生直後から約70日間、避難所として被災者を受け入れた。接客業務が被災者のケアに生かされるなど、宿泊施設の緊急時への準備や対処の指針となり、全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)主催の第17回「人に優しい地域の宿づくり賞」で最優秀の厚生労働大臣賞を受賞していた。

 昭和39年に設立。多くの観光客が訪れたほか、地元市民の結婚式や会合の場としても利用され、平成3年2月期には売上高7億6500万円を上げていた。

 しかし、その後は観光需要の落ち込みや施設の老朽化などで減収に転じた。震災で津波の被害を免れ、復旧工事関係者やボランティアの利用で一時的に業績が回復したが、昨年3月に営業を終了していた。

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