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「よく決断」「麻原彰晃死刑囚だけでも」オウム死刑囚移送で多くの声

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「よく決断」「麻原彰晃死刑囚だけでも」オウム死刑囚移送で多くの声

仙台拘置支所に向かうオウム真理教の死刑囚を乗せたとみられる車両=14日午前、仙台市若林区 仙台拘置支所に向かうオウム真理教の死刑囚を乗せたとみられる車両=14日午前、仙台市若林区

 地下鉄サリン事件からまもなく23年を迎える中での死刑囚の移送は、事件の被害者や遺族らからは執行への準備と捉える向きもあり、さまざまな声が聞かれた。公証役場事務長監禁致死事件で父親を亡くした仮谷実さん(58)は「法務省はよくぞ決断してくれた」と歓迎する。

 地下鉄サリン事件で夫を亡くした、被害者の会代表世話人の高橋シズヱさん(71)は「もう今日から緊張している」と声をこわばらせた。12日に上川陽子法相に会い、死刑囚との面会や執行への立ち会いを求めたばかり。面会後に上川氏からハグをされたといい、高橋さんは「思いがあってのことだったのかと、いまさらながら思う」と話した。

 自らもサリンで襲撃されたオウム真理教被害対策弁護団の滝本太郎弁護士(61)も「化学兵器を使った無差別大量殺傷事件を2度も起こしたことの責任は重い」。しかし、13人の死刑囚について、「麻原彰晃死刑囚だけを死刑にしても何の問題もない。(残りの12人は)手足にすぎず、執行してはならない」などと語る。

 一方、現在も活動を続ける信者がいる中、執行された場合の影響については懸念の声も。カルト問題に詳しい紀藤正樹弁護士は「執行された場合、麻原彰晃死刑囚の教祖的役割はさらに上昇するだろう」とみる。公安調査庁によると、オウム真理教は現在、主流派の「アレフ」など3団体に分かれて活動を続けている。信者は3団体合計で国内に約1650人、ロシアに約460人いるという。

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