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【横浜患者殺害】未解決も入院受け入れ再開 不安残しつつ地域住民に期待感も

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【横浜患者殺害】
未解決も入院受け入れ再開 不安残しつつ地域住民に期待感も

横浜はじめ病院に改称した旧「大口病院」=16日、横浜市(河野光汰撮影) 横浜はじめ病院に改称した旧「大口病院」=16日、横浜市(河野光汰撮影)

マニュアル化も

 一方、今回の事件で問題となった業務時間外、特に土・日に情報提供のメールが入った場合の対応は、個人情報の扱いなどを含めてシステム構築に困難な面があり、なかなか実現していないといった課題も残る。

 羽田課長は「たとえ担当職員が交代しても、問題となる可能性があるものは一つ一つつぶしていく鋭敏な感覚を引き継ぐため、検査などで積み上げた対応内容を検証、分析し、マニュアル化なども進めていきたい」と語る。

 「高齢化社会において必要とされる医療を提供するため全力を尽くす」。鈴木病院長はこう決意を表す。

 事件が未解決のままでの本格的な入院再開は意見が分かれるところだが、地域に役立つ医療機関として安全対策を維持しながら、需要に着実に応えられるか。当面、厳しい目で注視されることになりそうだ。

■大口病院事件 平成28年9月20日、病院から点滴に異物が混入された疑いがあるとの通報があり、同23日、入院していた八巻信雄さん=当時(88)=の死因が異物混入による中毒死だったと県警が発表。その後、同18日に死亡していた西川惣蔵(そうぞう)さん=同(88)=も司法解剖で中毒死だったことが判明し、連続殺人事件に発展した。事件は未解決で、現在も捜査が続いている。

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