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【オウム死刑囚】高2で入会、諜報部門トップ 元オウム井上嘉浩死刑囚

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【オウム死刑囚】
高2で入会、諜報部門トップ 元オウム井上嘉浩死刑囚

井上嘉浩死刑囚が支援者にあてた手紙。「オウム事件の全ての責任を自覚-」などとつづられている 井上嘉浩死刑囚が支援者にあてた手紙。「オウム事件の全ての責任を自覚-」などとつづられている

 元オウム真理教幹部、井上嘉浩死刑囚は高校2年でオウム真理教の前身である「オウム神仙の会」に入会。麻原彰晃死刑囚から「修行の天才」と評され、24歳の若さで、スパイ活動などを行う教団の「諜報省」トップとなった。教団内の宗教名であるホーリーネームは「アーナンダ」。地下鉄サリンや目黒公証役場事務長だった仮谷清志さん拉致など計10事件で殺人罪などに問われた。

 平成12年6月の1審東京地裁判決は、地下鉄事件での井上死刑囚の役割は「後方支援か連絡調整役」と指摘。「量刑上最も重要な地下鉄事件で自ら実行しておらず、首謀者や実行役と同じ責任は負わせられない」などとして、死刑求刑に対し無期懲役を言い渡した。

 これに対して16年5月の2審東京高裁判決は「総合調整役」と位置づけ、「重要な役割を果たし、実行役らと責任は同等」と死刑を言い渡し、最高裁で確定した。

 多くの被告の公判に証人として出廷。仮谷さん拉致事件で懲役9年が確定した平田信(まこと)受刑者(52)の1審では、裁判員に「平田被告に伝えたいことはありますか」と問われ、「生きて刑に服せば、社会に戻れる」とおえつする場面もあった。

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