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「配偶者優遇」相続どう変わる? 現金相続しても居住可能

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「配偶者優遇」相続どう変わる? 現金相続しても居住可能

2月16日、法制審議会の井上正仁会長(右)から民法改正案の要綱を受け取る上川法相=法務省 2月16日、法制審議会の井上正仁会長(右)から民法改正案の要綱を受け取る上川法相=法務省

遺産分割から除外 

 もう一つの配偶者優遇策が「家を遺産分割の対象から除外できるようにする」点。先の例と同じ家族構成で、夫が妻に2千万円の家を生前贈与し、残ったのは現金2千万円とする。この場合、遺言などで意思表示をしない限り、生前贈与した家も遺産分割の対象になるので、妻の相続分は2千万円、子供は各1千万円。妻はすでに2千万円の家を贈与されているので、現金は相続できない。

 しかし改正案では、明確な意思表示がなくても遺産分割の対象から外してもよいとしている。この結果、遺産は現金2千万円だけになり、妻は2千万円の家に加え、現金1千万円を相続できる。子供の取り分は各500万円になる。

 ただし、この除外ができる条件は(1)20年以上法的に結婚している夫婦に限る(2)住んでいる家に限る-と厳しく設定されている。

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