産経ニュース

【東日本大震災7年】故郷に戻りたいが… 都内の避難者は複雑な心境

ニュース 社会

記事詳細

更新

【東日本大震災7年】
故郷に戻りたいが… 都内の避難者は複雑な心境

地域の鎮魂と再生の願いを込めてサーチライト5本で空を照らす「南相馬光のモニュメント」が行われた=11日午後、福島県南相馬市(松本健吾撮影) 地域の鎮魂と再生の願いを込めてサーチライト5本で空を照らす「南相馬光のモニュメント」が行われた=11日午後、福島県南相馬市(松本健吾撮影)

 東京・東雲(しののめ)の国家公務員宿舎東雲住宅では、主に福島県南相馬市、浪江町、富岡町で被災した約290世帯600人が現在も避難生活を送っている。

 11日に住宅で行われた追悼行事後、三沢宏造さん(75)=南相馬市=は「本音では故郷に戻りたい思いはある。お墓も気になる。だが、除染されても放射能は目に見えない。本当に戻れるのかジレンマがある」と胸の内を語った。

 菅野洋子さん(76)=富岡町=は「(震災時には)まだ70歳前で、少しは希望もあったが、7年たつと体力的にもつらい。笑いを絶やさないよう心がけ、前に進もうという気持ちもあるが、なかなか進めず堂々めぐりの日々」と話す。

 応急仮設住宅の供与終了に備えているという三沢さんは「病院の近くが良いのだが高くて…。住宅探しに奔走するしかない」と悩みを明かした。

このニュースの写真

  • 故郷に戻りたいが… 都内の避難者は複雑な心境

「ニュース」のランキング