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【東日本大震災7年】故郷の双葉町に向かい黙とう 埼玉・加須で避難者ら

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【東日本大震災7年】
故郷の双葉町に向かい黙とう 埼玉・加須で避難者ら

福島県双葉町から避難し、同町の方角に向かって黙とうする町民ら=11日午後2時46分、埼玉県加須市 福島県双葉町から避難し、同町の方角に向かって黙とうする町民ら=11日午後2時46分、埼玉県加須市

 東京電力福島第1原発事故で福島県双葉町が役場ごと避難し、全国で最後の避難所があった埼玉県加須市。市内で避難生活を送る町民らが11日、地震発生の午後2時46分に合わせ、町の方角に向かって黙とうをささげた。

 双葉町社会福祉協議会の加須事務所には献花台が設けられ、約130人が花を手向けた。黙祷に先立ち、避難所の様子を記録した映画も上映された。

 市内で避難生活を続ける高野ミヨコさん(85)は「双葉の風景は忘れられないが戻りようもない。前を向いて生きないと」。相良一さん(82)は、埼玉県久喜市で家を購入。「何十年も帰れない以上、借金してでも住む場所を決めざるを得ない。放射能さえなければ…」と語った。

 加須市の旧埼玉県立騎西高校に設けられた避難所は平成26年3月に閉鎖。市によると1日現在、市内には148世帯427人の双葉町民が暮らしている。

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