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【リニア入札談合】「南アルプストンネル辞退なら品川駅受注」ゼネコン4社 利益山分けの構図 

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【リニア入札談合】
「南アルプストンネル辞退なら品川駅受注」ゼネコン4社 利益山分けの構図 

 JR東海が発注する総工費9兆円のリニア建設工事をめぐり、スーパーゼネコン4社による受注調整が疑われる実態がゼネコン関係者らの証言で明らかになってきた。“本命”以外が受注したケースもあったが、高値での受注に協力したり、受注希望見送りの見返りに別工事の受注に協力したり、4社が利益を分け合った構図が浮かび上がる。

 「大成建設は名古屋新駅ビルのJRゲートタワーの建設工事で大損した。しかし、その下に造るリニアの駅新設工事を取れると思っていたら、JR東海に工区を分けられた揚げ句、取れなかった」。あるゼネコン関係者はこう証言する。

 名古屋駅にそびえるJRゲートタワーは商業施設やホテルなどが入る地上46階、地下6階の超高層ターミナルビルだ。総工費約1200億円。大成と鹿島建設の共同企業体(JV)が施工した。別のゼネコン関係者は「大成はゲートタワーでの赤字をリニアの駅新設工事で埋められると思っていたはずだ」と話す。

 大成がリニア名古屋駅新設工事を受注する-。それが業界内で共通した見方だった。実際、事前の受注調整でも、大手4社の担当者は大成が受注することで合意していたとされる。

 関係者によると、入札参加業者に指名された大手4社のうち、受注調整で品川駅「南工区」を受注することになっていた大林組は入札参加を見送ったという。

 大成は入札でJR東海の予算を大幅に超える千数百億円を提示。他社もこれを上回る価格を提示し大成の受注に協力したという。

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