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【草津白根山噴火】地下で何が…把握できず 雪深き場所での火山観測難しく ヘリ調査の東工大教授

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【草津白根山噴火】
地下で何が…把握できず 雪深き場所での火山観測難しく ヘリ調査の東工大教授

ヘリで上空から撮影された鏡池北側の火口=1月28日(野上健治教授提供) ヘリで上空から撮影された鏡池北側の火口=1月28日(野上健治教授提供)

 草津白根山の本白根山噴火で、晴天となった28日、気象庁などは観測用ヘリを飛ばし惨事を招いた複数の火口を確認した。ヘリに同乗して噴火後、初めて火口を目視した野上健治・東工大教授は「目視する限り、顕著な火山活動はない」と明言した。しかし「地下で何が起きているのかわからない」とし、近日中に地震計をはじめガスの計測などの機器を設置し詳細な調査を進める方針を示した。

 また、火口を見た上で今回の噴火について「熱活動も噴気ガス活動もないところで起きたことを改めて実感した」と語り、雪深い場所での火山観測の難しさに言及した。草津温泉街への影響については「これまでと同様、ない。距離があまりにも遠い」と明言した。(住谷早紀)

 会見の一問一答は以下の通り。

 -火口の様子は?

 火口での噴気活動などの顕著な活動はみられない。火口は鏡池の北側ともう一点であいていたが、全ての火口で噴気活動は認められなかった。火口の中に雪が付いていた(とけていない)ので活動もない。

 -安全といえるのか

 そこは担保できない。われわれは上から見ているだけで地下で何が起こっているのか把握できていない。今、大学と気象庁が観測機器の設置を急いでおり、地中で何が起きているのか調べようとしている。映像だけ見て、噴火が止まったと断言するのは難しい。

 -観測機設置は、どのくらいの目安で可能か

 まず地震計の設置だ。雪が深いので簡単にはいかないが、ここ数日で設置は終えたい。3日ほどだ。地震計が稼働すれば本白根で地震が起きても位置が正確にわかる。地震観測のメリットは即時性と連続性。今どうなっているのかが、より詳細にわかるだろう。

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