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【草津白根山噴火】似た火山の比較、予測に役立つ 研究者ら指摘

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【草津白根山噴火】
似た火山の比較、予測に役立つ 研究者ら指摘

スキー客が撮影した、噴火した本白根山の噴煙=23日午前、群馬県草津町 スキー客が撮影した、噴火した本白根山の噴煙=23日午前、群馬県草津町

 文部科学省は27日、火山の噴火予測研究の課題や今後の展望を紹介するシンポジウムを東京都内で開いた。草津白根山が突然噴火したことを受け、研究者らは過去に起きた噴火を調べたり、似た特徴を持つ火山同士を比較したりすることで予測に役立つ可能性があると指摘した。

 シンポでは、平成21年の浅間山の噴火で、地形の変化や火山性地震の増加を観測し、前もって警戒レベルを引き上げたことを紹介。阿蘇山では28年、過去の前兆現象の分析を基に観測データから水蒸気噴火を予想できたことを示した。

 一方で、草津白根山の本白根山は長らく活動がなかったため観測網が手薄で、地下の構造も研究が進んでいなかった。噴火の頻度で火山ごとにデータの量に差があるが、大倉敬宏・京都大教授は「似たような火山を比較することで、噴火を観測したことがないような火山でも警戒レベルの判断に生かせる」と話した。

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