産経ニュース

【オウム裁判終結】「無関心な社会に戻りつつある」 オウム真理教家族の会会長、永岡弘行さん

ニュース 社会

記事詳細

更新

【オウム裁判終結】
「無関心な社会に戻りつつある」 オウム真理教家族の会会長、永岡弘行さん

死刑囚らとの接見を続けるオウム真理教家族の会会長、永岡弘行さん=東京都世田谷区(滝口亜希撮影) 死刑囚らとの接見を続けるオウム真理教家族の会会長、永岡弘行さん=東京都世田谷区(滝口亜希撮影)

 未曽有のテロを起こしたオウム真理教。192人が裁かれた刑事裁判が終結した。なぜ社会は暴走を許してしまったのか。問い続けてきたオウム真理教家族の会、永岡弘行会長(79)は「事件が風化し、隣人に無関心な社会に戻りつつある」と危惧する。

 《どこでどの様な生活をされて居たのですか。自分の頭で考えられる元の人間に何とか戻してやりたいと思う事は間違いですか》

 平成24年6月に逮捕された高橋克也被告に、永岡さんは2通の手紙をしたためた。「最後の1人」になるまで逃げ続けた胸の内を知りたかったからだ。返事はなかったが、東京高裁判決後、被告と目が合った。会釈されたようにも見え、「手紙を読んでくれたんだなと感じた」という。

 永岡さんの長男は、19歳で教団に入信。信者に脱会を促す活動を始め、7年1月には信者らに猛毒の神経剤VXをかけられた。今も後遺症に苦しむが、「息子も被告人席に座っていたかもしれない」と、死刑囚らと面会を重ねてきた。高橋被告とも「機会があれば接見したい」という。

続きを読む

「ニュース」のランキング