産経ニュース

【草津白根山噴火】想定外の古い火口、前兆なく 手薄な観測網、「抜き打ちで起きた」と専門家

ニュース 社会

記事詳細

更新

【草津白根山噴火】
想定外の古い火口、前兆なく 手薄な観測網、「抜き打ちで起きた」と専門家

噴煙を上げる草津白根山=1月23日(被災者撮影) 噴煙を上げる草津白根山=1月23日(被災者撮影)

 戦後最悪の火山災害となった26年の御嶽山(長野、岐阜両県)噴火も、レベル1の状態で突然起きた。東京大地震研究所の中田節也教授(火山学)は「御嶽山では異常が見つかっていたが、その判断や情報の流し方に欠点があった。今回は噴火すると思っていない場所で、抜き打ちのように起きた」と指摘する。

 では南部の観測網が充実していれば噴火を予測できたのか。北海道大の宇井忠英名誉教授(火山地質学)は「充実していても前兆が捉えられなかった可能性は十分にある」と話す。

 地震活動などは噴火直後に低下し、マグマの上昇は観測されていないことから、気象庁は「単発的な噴火」とみているが、政府の火山噴火予知連絡会長を務める石原和弘京都大名誉教授は「さらに噴火するかどうかの見極めは今後の観測次第だ」と話している。

このニュースの写真

  • 想定外の古い火口、前兆なく 手薄な観測網、「抜き打ちで起きた」と専門家
  • 想定外の古い火口、前兆なく 手薄な観測網、「抜き打ちで起きた」と専門家
  • 想定外の古い火口、前兆なく 手薄な観測網、「抜き打ちで起きた」と専門家

「ニュース」のランキング