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【草津白根山噴火】想定外の古い火口、前兆なく 手薄な観測網、「抜き打ちで起きた」と専門家

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【草津白根山噴火】
想定外の古い火口、前兆なく 手薄な観測網、「抜き打ちで起きた」と専門家

噴煙を上げる草津白根山=1月23日(被災者撮影) 噴煙を上げる草津白根山=1月23日(被災者撮影)

 今回の噴火は活動が活発だった草津白根山の北部ではなく記録上、有史以来初となる南部で起きた。専門家の多くが噴火を想定せず気象庁の観測網も手薄だった場所だ。地震などの前兆現象もなく突然噴火し、予測の困難さを示した。

 草津白根山で火山活動が始まったのは約60万年前以降。有史以降の噴火は、全て北部の白根山の山頂付近で起きてきたが、今回は約2キロ離れた南部の本白根山の山頂付近で発生。北部と比べ形成年代が古く、噴火は約3千年ぶりだった。

 草津白根山に詳しい上智大の木川田喜一教授(地球化学)は「本白根山は噴気活動もなく、そもそも噴火を想定していなかった。こうした古い火口が再び噴火することも、おかしいことではない」と話す。

 気象庁は地震計のほか、地殻変動を調べる衛星利用測位システム(GPS)や傾斜計などを設置して観測してきたが、今回の噴火前に異常は見られなかった。こうした観測網は北部に集中し、本白根山の山頂付近にはなかった。

 草津白根山では平成26年6月、地殻変動などが観測されたため噴火警戒レベルが1から2に引き上げられたが、昨年6月から1に戻っていた。

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