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【草津白根山噴火】噴火口「想定外」で防災対応後手に 気象庁判断に空白の1時間 自治体嘆息「対象広げればキリがない」

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【草津白根山噴火】
噴火口「想定外」で防災対応後手に 気象庁判断に空白の1時間 自治体嘆息「対象広げればキリがない」

噴煙を上げる草津白根山=1月23日(被災者撮影) 噴煙を上げる草津白根山=1月23日(被災者撮影)

 町からの情報や草津白根山を観測している東京工業大からの情報を基に気象庁が噴火発生を判断し、警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げたのは午前11時5分。さらに11時50分には3(入山規制)へ高めた。斎藤課長は「カメラで見えれば判断できた。情報の確度を精査するのに時間を要した」と話す。携帯電話などの情報端末に噴火を知らせる噴火速報はついに出なかった。

 県や町は昭和58年に火山防災協議会を設置し、御嶽山噴火以前からハザードマップ(被害想定図)を導入してきたが気象庁同様、本白根山の噴火は想定外。草津町の黒岩信忠町長は「本白根山は噴火記録がないので驚いた」と打ち明ける。

 他の火山では「火口域」を広く想定したり、複数火口を想定したりするケースもあるが、全国有数の火山を抱える長野県の防災担当者は「妥当性がない所に想定を広げたらキリがなくなる」と頭を抱えている。

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