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【草津白根山噴火】噴火口「想定外」で防災対応後手に 気象庁判断に空白の1時間 自治体嘆息「対象広げればキリがない」

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【草津白根山噴火】
噴火口「想定外」で防災対応後手に 気象庁判断に空白の1時間 自治体嘆息「対象広げればキリがない」

噴煙を上げる草津白根山=1月23日(被災者撮影) 噴煙を上げる草津白根山=1月23日(被災者撮影)

 草津白根山(群馬県草津町など)で23日に起きた噴火は、気象庁や自治体が想定していなかった火口で発生した。常時監視していた気象庁が噴火情報を出したのは発生から約1時間後。平成26年に死者・行方不明者63人を出した御嶽山(長野・岐阜県境)噴火災害を受けて導入された噴火速報も生かされなかった。「火山防災の先進地域」(内閣府)で起きた想定外。なぜ対応は後手に回ったのか。

 「残念ながら噴火速報を出せなかった。観測値が噴火に伴うものか判断できなかった」。同日、会見した気象庁の斎藤誠火山課長は話した。

 観測機器が火山性微動を示し始めたのは午前9時59分。しかし、監視カメラには何も変化はなかった。草津白根山のうち監視対象は噴火記録のある白根山の湯釜火口であり、有史以来記録がない本白根山は監視対象外だったからだ。カメラの方角には本白根山もあったが「雲がかかっていた」(気象庁)という。

 午前10時5分、現場近くのスキー場から草津町役場へ一報が入る。総務課の宮崎健司係長は「窓の外を見て噴煙に気付いた」。町は防災無線で山頂付近に緊急事態を知らせつつ、情報収集に追われた。

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