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【リニア入札談合】談合事件で2代続けて“退場” 大林組白石達社長「恥ずかしい限り」

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【リニア入札談合】
談合事件で2代続けて“退場” 大林組白石達社長「恥ずかしい限り」

リニア中央新幹線工事の談合事件を受け、記者会見で辞任を表明した大林組の白石達社長(左)と社長に就任する蓮輪賢治氏=23日午後、東京都港区(飯田英男撮影) リニア中央新幹線工事の談合事件を受け、記者会見で辞任を表明した大林組の白石達社長(左)と社長に就任する蓮輪賢治氏=23日午後、東京都港区(飯田英男撮影)

 「過去の談合事件の反省を踏まえ、二度と発生させないよう努めてきたが、誠に遺憾だ」。リニア中央新幹線建設工事をめぐるゼネコン大手4社による談合事件を受け退任を発表した大林組の白石達社長は23日、本社で会見に臨み、苦渋の表情を浮かべた。談合事件を受け、2代続けて社長が交代することになったからだ。

 大林組は平成19年、名古屋市の地下鉄談合で関係者が相次いで起訴され、副社長ら取締役3人が引責辞任。同年にはさらに、大阪府枚方市の清掃工場建設をめぐる談合事件で顧問や社員が逮捕され社長が引責辞任していた。社長に就任したのが白石氏だった。

 大林組はその後10年間にわたり、全社をあげたコンプライアンス(法令順守)の強化に取り組んできた。それだけに、白石氏は「恥ずかしい限りだ」と言葉を振り絞って陳謝した。

 ただ、報道陣から「大林組の体質は変わっていないのではないか」と追及されると、「現在の大林組は、以前の姿と全く違うと信じている」と述べ、引責辞任ではなく、「経営体制の一新だ」と強調。引責辞任ではないと繰り返した。

 土木本部長としてリニア工事を担当していた土屋幸三郎副社長の辞任については「捜査を受けた土木部門の責任者として、責任を感じて辞任した」と述べた。

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