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【草津白根山噴火】噴火対策先進地域で想定外の被害、自治体嘆息「対象広げればキリがない」

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【草津白根山噴火】
噴火対策先進地域で想定外の被害、自治体嘆息「対象広げればキリがない」

本白根山の噴火に落胆した表情で記者会見をした黒岩町長=23日、草津町の災害対策本部(橋爪一彦撮影) 本白根山の噴火に落胆した表情で記者会見をした黒岩町長=23日、草津町の災害対策本部(橋爪一彦撮影)

 ただ、いずれも過去に噴火記録のある白根山の湯釜火口が対象になっており、約2・5キロ離れた本白根山については対象外。気象庁は、白根山と本白根山を含む「草津白根山」について、火山活動が活発になった26年に噴火警戒レベルを2に引き上げたものの、その後は活動が低下したとして、29年6月にレベルを1(活火山であることに留意)に引き下げていた。

 「専門家が科学的に判断した妥当性のある場所を重点的に押さえていくしかない」と話すのは、全国有数の火山地域、長野県の防災担当者。想定火口が広がれば必要な避難施設や訓練規模が大きくならざるを得ず、負担が増えることになる。担当者は「噴火口に多少のずれがあってもいいように計画を立てることは重要だが、全く記録がない場所を計画に入れるのは非常に難しいのでは」と話した。

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