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【オウム裁判終結】逃亡続けた「最後の被告」

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【オウム裁判終結】
逃亡続けた「最後の被告」

高橋克也被告 高橋克也被告

 教団の最古参信者の1人だった高橋克也被告は、特別手配を受けて約17年間に及ぶ逃亡を続けたが、元幹部の出頭などを契機に逮捕され、教団による一連の事件の刑事裁判で「最後の被告」となった。

 高橋被告は、小学生時代に近所の人が自殺をしたことをきっかけに、人の生死に関心を持つようになったという。高等専門学校を卒業後、2度会社を辞めて「生き方の根底に迷いが生じた」頃に元教祖、麻原彰晃死刑囚の著書を以前読んだことを思い出し、教団に入信した。

 麻原死刑囚が親指を高橋被告の額に当てた際に「尾てい骨に熱を感じ、液体のようなものがのぼる感じがあった」と神秘体験をし、「オウム神仙の会」から改称した直後の昭和62年夏、約370万円と車を布施して出家した。

 出家後は、盗聴や企業・団体に忍び込んで文書などを盗み出す非合法活動に関与。法廷では「救済に役立つと考えていた」と振り返り、麻原死刑囚を宗教的指導者を意味する「グル」と呼び続けた。

 特別手配された後は一時、菊地直子元信者(46)=無罪確定=と夫婦を装って生活し、作業員としても働いた。その後、1人で逃亡を続けたが、23年の大みそかに、同じく特別手配されていた元幹部、平田信受刑者(52)=懲役9年確定=が警視庁丸の内署に出頭。24年6月3日に神奈川県相模原市で生活していた菊地元信者が逮捕され、高橋被告も同月15日、東京都内の漫画喫茶にいるところを見つかり、逮捕された。

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