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マンホールで作業の男性6人負傷 2人が一時意識不明 取手の工事現場 茨城

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マンホールで作業の男性6人負傷 2人が一時意識不明 取手の工事現場 茨城

 17日午前11時45分ごろ、茨城県取手市下高井の工事現場にあるマンホール内で、作業中の25歳と68歳の男性2人が倒れ、一時意識不明となり病院に搬送された。2人はその後意識を取り戻した。2人の救出に関わった21~49歳の男性作業員4人も吐き気などを訴え、病院に運ばれたが、命に別条はないという。

 同市消防本部によると、同日午前11時50分ごろ、「マンホール内で作業をしていた男性2人が倒れた」と119番通報があった。現場からは一酸化炭素と硫化水素が検出され、2人が中毒症状に陥っていた可能性があるという。

 県や取手署によると、現場は県道の建設工事が行われ、6人は歩道となる場所の下に雨水管を設置する作業をしていた。マンホールの直径は約60センチで、深さは約6メートル。現場ではほこりを吹き飛ばすためのエンジン式の装置を使っていた。同署はこの装置から有毒物質が出た可能性もあるとみて原因を調べている。

 現場はJR取手駅から北西に5キロほどで、周辺に工場や住宅が立ち並ぶ。事故後も周囲には規制線が張られ、雨の中、時折通りかかる近隣住民が現場をのぞき込む姿も見られた。犬の散歩をしていた女性は「救急車が5、6台は止まっていたと思う」と当時の状況を説明した。

 現場近くの企業に勤める男性は、サイレンの音で事故に気付いた。外に出て様子を伺うと、救急車や消防車が止まっていたという。「酸素マスクをした人が担架で運ばれるのを見た」と話した。近くに住むタクシー運転手の60代男性は、帰宅後に事故があったと知り、「びっくりした」と振り返った。(丸山将、海老原由紀)

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