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自然保護団体、二審も敗訴 北海道・希少ウサギ訴訟

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自然保護団体、二審も敗訴 北海道・希少ウサギ訴訟

北海道のエゾナキウサギ=2017年10月、北海道鹿追町 北海道のエゾナキウサギ=2017年10月、北海道鹿追町

 北海道新得町の佐幌岳でのスキー場開発で、準絶滅危惧種のエゾナキウサギの生息地が失われるとして、自然保護団体のメンバーらが国や北海道に対し、国有林の使用や開発許可処分の無効確認を求めた訴訟の控訴審判決で、札幌高裁(草野真人裁判長)は17日、一審に続き、団体側に訴える資格(原告適格)がないとして訴えを退けた。

 訴えたのは、法人格のない自然保護団体「十勝自然保護協会」とそのメンバー。昨年5月の札幌地裁判決は、開発許可処分によって自己の権利を侵害されるか、その恐れがある者しか無効確認の訴えは起こせないと判断し、原告適格を認めず、請求を却下した。

 団体側は、開発で佐幌岳(1060メートル)での生息地が失われる上、現地は道内のエゾナキウサギの主要生息地2カ所を結ぶ中間にあり、それぞれを孤立させて種の絶滅を招く恐れがあると主張。良好な自然環境を享受する権利や、学問研究の自由を侵害されたと訴えた。国や道は原告らには訴える資格がないとして、控訴棄却を求めていた。

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