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【主張】阪大の入試ミス 独善性が事態長引かせた

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【主張】
阪大の入試ミス 独善性が事態長引かせた

6日の記者会見冒頭、頭を下げる大阪大の小林伝司副学長(中央)ら=大阪府吹田市 6日の記者会見冒頭、頭を下げる大阪大の小林伝司副学長(中央)ら=大阪府吹田市

 外部の指摘に対し、「象牙の塔」特有の独善がなかったかも省みるべきだ。

 入試に関し、各大学は複数の目でチェックをしているのが通例だ。それでも毎年のようにミスが起きている。ミスがあってはならないが、より問われるのは、事後の迅速な対応である。

 外部指摘を甘く見て対応を怠り、問題を悪化させた例は企業などで相次いできたことだ。過ちを改むるに憚(はばか)ることなかれ、の基本を阪大の先生方に呼びかけるのは嘆かわしいことである。

 林芳正文部科学相は「公平公正であるべき入試にミスが生じたことは誠に遺憾だ」と述べ、重大視した。予備校講師は文科省にも阪大のミスを指摘していたという。何をしていたのか。当然、検証すべきだ。

 受験期の18歳人口が大きく減り始める「2018年問題」を抱え、大学に注がれる目は厳しいことも自覚すべきだ。今年の大学入試センター試験も始まった。

 信頼回復は急務である。

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