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GPS捜査の窃盗事件2審も有罪 一部証拠は違法 東京高裁

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GPS捜査の窃盗事件2審も有罪 一部証拠は違法 東京高裁

 警視庁が裁判所の令状を取得せずに衛星利用測位システム(GPS)を使い捜査した自動車盗事件で、窃盗罪に問われた男(43)ら2人の控訴審判決公判が12日、東京高裁で開かれた。大島隆明裁判長はGPS捜査と関連性が高い証拠を違法とした上で、そのほかの証拠から有罪と認定。それぞれ懲役4年とした1審東京地裁立川支部判決を支持し、2人の控訴を棄却した。

 大島裁判長はGPS捜査について「位置情報の取得頻度は高く、必要性の判断も安易かつ恣意的。担当警察官の令状主義を軽視する態度は顕著と評価せざるを得ない」と指摘し、GPS捜査と関連性が高い証拠を排除。その上で、GPS捜査と関連性が薄い現場付近の防犯カメラ映像などの証拠能力は認め、有罪と認定した。

 判決によると2人は平成26年10~12月、山梨県や静岡県などでバスやトラックを盗んた。

 令状のないGPS捜査をめぐっては29年3月に最高裁が違法との初判断を示している。

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