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被害者住所が漏れ? 脅迫状届く 千葉地検、調書情報伏せず

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被害者住所が漏れ? 脅迫状届く 千葉地検、調書情報伏せず

 千葉県内で起きた器物損壊事件をめぐり、千葉地検の支部が被害女性の要望に反して女性の住所などを被告の男側に開示していたことが9日、分かった。刑務所に服役中の男から、女性側にオウム真理教の事件を想起させるような脅迫まがいの手紙が届いており、女性側は昨年6月、国や男の元弁護人に慰謝料など約6300万円を求め、さいたま地裁に提訴した。

 訴状などによると、女性は平成21年に器物損壊の被害に遭った。面識のない男が逮捕され、女性は個人情報を男側に伝えないよう検察に要望。男は25年4月に懲役2年4月の判決を受けた。他の事件でも有罪判決が出ており、現在も服役している。

 手紙は27年4月以降、女性宅などに複数回届いた。オウム幹部らが起こした誘拐、殺人事件を示す文面のほか、「個人情報が私の手に渡ったことは、千葉地検と弁護士を恨むことですね」などとする記載もあった。

 国や元弁護人の準備書面によると、男は地検が個人情報を伏せずに元弁護人に開示した調書などから住所を知ったとみられる。女性は脅迫容疑で男を刑事告訴したが、さらなる報復を恐れて取り下げた。

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