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岐阜・美濃加茂市長、逆転有罪確定へ 最高裁が上告棄却 確定すれば失職

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岐阜・美濃加茂市長、逆転有罪確定へ 最高裁が上告棄却 確定すれば失職

最高裁が上告を棄却し、報道陣に囲まれて辞職の意向を示した岐阜県美濃加茂市長の藤井浩人被告=13日午後、同市役所 最高裁が上告を棄却し、報道陣に囲まれて辞職の意向を示した岐阜県美濃加茂市長の藤井浩人被告=13日午後、同市役所

 岐阜県美濃加茂市議だった平成25年に愛知県の地下水供給設備会社社長から計30万円を受け取ったとして、事前収賄などの罪に問われた美濃加茂市長、藤井浩人被告(33)について、最高裁第3小法廷(山崎敏充裁判長)は、被告の上告を棄却する決定をした。現金授受があったと認定し、懲役1年6月、執行猶予3年、追徴金30万円の逆転有罪とした2審名古屋高裁判決が確定する。

 決定は11日付。5裁判官全員一致の結論。藤井被告の有罪判決が確定すれば、公職選挙法、地方自治法の規定によって市長を失職する。執行猶予期間中は立候補できない。

 藤井被告は一貫して無罪を主張していた。社長は自身の公判で贈賄罪を認め、懲役4年の判決が確定。1、2審とも社長の証言の信用性が最大の争点だった。

 27年3月の1審名古屋地裁判決は「証言の信用性に疑問がある」として無罪を言い渡した。これに対して28年11月の2審判決は、社長の証言を「具体的かつ詳細で、信用することができる」とし、現金の授受があったと認定。「受け取った金額は多くはないが、要職にある者としてあまりに安易に犯行に及び、公務員の職務の公正を害した」として1審を破棄、執行猶予付き有罪判決を言い渡した。

 藤井被告は2審判決を受けて上告後、裁判中も市長を続けることの是非を問いたいとして1期目の途中で辞職。出直し選で圧勝し、今年5月には無投票で3選が決まっていた。

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