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【北朝鮮木造船】「ほっとした」逮捕の報に安堵も…年明けの漁は?募る不安 再発防止へ連絡徹底

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【北朝鮮木造船】
「ほっとした」逮捕の報に安堵も…年明けの漁は?募る不安 再発防止へ連絡徹底

北海道松前町沖に浮かぶ北朝鮮船。前方に掲げられたプレートの3段目に「朝鮮人民軍第854軍部隊」との表記があった=11月29日(共同通信社機から) 北海道松前町沖に浮かぶ北朝鮮船。前方に掲げられたプレートの3段目に「朝鮮人民軍第854軍部隊」との表記があった=11月29日(共同通信社機から)

 北海道松前町の無人島、松前小島で北朝鮮の木造船が発見されてから11日。道警は9日、窃盗容疑で船長ら3人の乗員を逮捕した。「ほっとした」と胸をなで下ろす地元漁民。ただ、漁の拠点でもある松前小島は乗員によって荒らされたままだ。「年明けの漁が始まるまでに復旧が間に合うのか」。苦悩は続いている。(上田直輝)

 「ようやく一歩進んだと感じた」。6年前から松前小島の管理人を務める漁師、吉田修策さん(67)は乗員逮捕の報を受けて安堵(あんど)の声を上げ、「難しいだろうが、漁に使う道具だけでも返してほしい」と訴えた。

 松前小島は、松前町から沖に約20キロ。周囲約4キロは岩礁で囲まれ、地元の松前さくら漁協が管理する避難小屋や灯台が設置されている。

 小屋には6畳ほどの3部屋があり、岩ノリ漁などの時期には漁師が寝泊まりする。そのため、発電機が置かれ、テレビや冷蔵庫、食料なども備えられていた。「島の港の監視や漁で年間50日以上を小屋で寝泊まりする」と吉田さん。だが海が荒れる11月はほとんど近づいていなかった。

 11月28日、島で北朝鮮の木造船が見つかったことを報じるテレビを見ていた吉田さんは、乗組員の1人が来ていたジャンパーや、船に積まれたバイクを見て、思わず声を上げた。

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