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【富岡八幡宮殺傷事件】「地獄へ送る」姉と弟 10年以上の骨肉の争い

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【富岡八幡宮殺傷事件】
「地獄へ送る」姉と弟 10年以上の骨肉の争い

事件のあった富岡八幡宮を警戒する警察官=8日午前、東京都江東区(桐原正道撮影) 事件のあった富岡八幡宮を警戒する警察官=8日午前、東京都江東区(桐原正道撮影)

 積年の恨み-。東京都江東区の富岡八幡宮の宮司で、殺害された富岡長子さん(58)に対し、弟で元宮司の茂永容疑者(56)は激しい憎悪の言葉をぶつけるなど、2人は10年以上にわたってトラブルを抱えていたとみられる。江戸時代からの伝統を誇る神社の宮司の地位をめぐり、親族間の骨肉の争いの最中に起きた惨劇。神社関係者からは空席となった宮司の後継や、今後の祭事などへの影響を心配する声も上がっている。

 神社関係者によると、茂永容疑者は30代のころ、父親(故人)の後を継いで一度は宮司となったが、女性問題などをめぐる怪文書が出回るなどした影響で、平成13年に解任された。その後は父親が宮司に復帰していたが、このころから宮司の地位をめぐる対立が激化したとみられる。

 捜査関係者によると、富岡さんは14年1月、警視庁深川署に「宮司の地位をめぐり、親族間でトラブルになっている」と相談。また、茂永容疑者は18年1月、富岡さんに「積年の恨み。地獄へ送る」「必ず今年中に決着をつけてやる」などと記したはがきを送ったとして、同署に脅迫容疑で逮捕されていた。

 神社の内情に詳しい近所の男性(61)は最近の茂永容疑者の様子について、「後継宮司に推していた(茂永容疑者の)息子が4、5年前に一方的に神社を解雇され、宮司である姉への恨みを今まで以上に募らせていたようだ」と打ち明ける。茂永容疑者と妻の真里子容疑者(49)は神社敷地内の住居を離れ、最近は福岡県内で暮らしていたとの情報もあるという。

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