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新潟の新発田 高齢夫婦殺人 死因は脳挫滅 荒らされた形跡無し

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新潟の新発田 高齢夫婦殺人 死因は脳挫滅 荒らされた形跡無し

安藤さん夫婦が死亡しているのが見つかった新潟県新発田市の住宅=4日午後 安藤さん夫婦が死亡しているのが見つかった新潟県新発田市の住宅=4日午後

 新潟県新発田市豊町の無職、安藤寅男さん(79)方で、安藤さんと妻の無職、澄子さん(74)の2人が何者かに殺害されたとみられる事件で5日、県警は2人の死因は司法解剖の結果、脳挫滅と判明したと発表した。2人とも鈍器で何回も殴打されたような傷が頭部にあった。

 2人は寝室のベッドの上で布団が掛けられた状態で見つかっており、就寝中に襲われた可能性が高い。室内に荒らされた形跡はない。安藤さん夫婦は長男の妻、孫娘と同居しており、長男とは別居していた。

 県警は4日夜に新発田署で捜査本部を立ち上げ、140人態勢で捜査を開始。家族や知人らから事情を聴いている。2人が血を流しているのを最初に見つけ、110番通報した長男の妻は県警の調べに対し「寝ているときに何か物音がした」と話しているという。

 県警は、寝室に何者かが侵入した形跡や凶器、抵抗した際にみられる防御創の有無などに関しては明らかにしていない。現場はJR新発田駅から北東に約300メートルの住宅街。

 同市の二階堂馨市長は5日の記者会見で「本当に痛ましく、やるせない思いでいっぱい。早く解決するよう願う。『住みよいまち日本一』を目指す新発田にはあってはならない事件だ」と沈痛な表情で語った。

 市によると、寅男さんは平成22年度に市の「まちづくり善行賞」の表彰を受けていた。寅男さんは18年ごろから5年間、孫娘が通った小学校近くの交差点で毎朝、登校する児童らに交通安全指導やあいさつを続け、地域の見守りに貢献。近くの公園でボランティアでごみ拾いを続けていた。

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