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「2番では絶対ダメ」 中国に強烈な対抗心 スパコン開発のベンチャー社長、斉藤元章容疑者

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「2番では絶対ダメ」 中国に強烈な対抗心 スパコン開発のベンチャー社長、斉藤元章容疑者

スパコン性能ランキングの表彰状を背にする斉藤元章容疑者=7月、東京都千代田区 スパコン性能ランキングの表彰状を背にする斉藤元章容疑者=7月、東京都千代田区

「来年は世界トップを目指す」。東京地検特捜部に5日、詐欺容疑で逮捕された斉藤元章容疑者は、大企業をしのぐ高性能スパコンの開発で一躍脚光を浴び、「2番では絶対にダメ」と、世界最先端を走る中国への強烈な対抗心をあらわにしていた。国の有識者会議の委員も務めていたが、逮捕容疑は国を欺いた詐欺。業界からは日本のスパコン開発への影響を懸念する声も出た。

 自著などによると、斉藤容疑者は新潟大医学部を卒業後、東大大学院へ進んだ。平成9年に米シリコンバレーで起業し、23年の東日本大震災を機にスパコン業界に参入した。

 業界関係者は「切れ者、野心家という印象。なぜ足を踏み外してしまったのか不思議だ。開発したスパコン自体に問題があるのではなく、今回の事件で日本のスパコン開発がつまずくと困る」と顔を曇らせる。

 スパコンの計算速度の世界ランキングでは、理化学研究所の「京(けい)」が平成23年に1位となったが、その後は米国や中国に首位を奪われ日本は後退。斉藤容疑者らが共同開発した「暁光(ぎょうこう)」は先月の最新ランクで国内トップに立ち、世界ランクも69位から一気に4位に躍進したばかりだった。

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