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【座間9遺体】死因・物証・精神鑑定…残る8人の捜査長期化か 凶行の闇、立件に壁

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【座間9遺体】
死因・物証・精神鑑定…残る8人の捜査長期化か 凶行の闇、立件に壁

白石隆浩容疑者のアパート近くに手向けられた花束の中には、被害者に向けたと思われるメッセージも=20日午前、神奈川県座間市(寺河内美奈撮影) 白石隆浩容疑者のアパート近くに手向けられた花束の中には、被害者に向けたと思われるメッセージも=20日午前、神奈川県座間市(寺河内美奈撮影)

 鑑定は主に、検察側が責任能力の有無を調べる「起訴前鑑定」と、弁護側の要請で裁判所が決める「本鑑定」がある。いずれも数カ月を要することが多い。

 今回の事件について、捜査関係者は「1つの事件ではなく、別々の殺人・死体遺棄事件が9件起きた」と指摘。この場合、1件ずつの処理が原則となる。

 この点で、同時刻に1カ所で犯行が行われた昨年7月の「津久井やまゆり園」(相模原市)での19人殺害事件や、20年の東京・秋葉原の無差別殺傷事件とは異なる。

 やまゆり園の事件では、3回の再逮捕、5回の追送検が行われ、5カ月間の精神鑑定の後、一括で起訴した。事件から起訴までの期間は約7カ月に及んだ。

 1事件の勾留可能期間は最大20日。今回、1件ずつ殺人容疑で再逮捕する場合、単純計算でも180日を要する。「精神鑑定も含めると、捜査終結までに1年かかる可能性もある」(捜査関係者)という。

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