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車暴走5人死傷、懲役8年求刑 浜松の交差点事故で地裁支部

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車暴走5人死傷、懲役8年求刑 浜松の交差点事故で地裁支部

 静岡県浜松市で平成27年、交差点に乗用車が突っ込み1人が死亡、4人が軽傷を負った事故で、殺人と殺人未遂などの罪に問われた中国籍の無職、于静被告(34)に対する裁判員裁判の論告求刑公判が14日、静岡地裁浜松支部(山田直之裁判長)で開かれ、検察側は懲役8年を求刑した。

 事故当時に統合失調症だった被告の刑事責任能力や殺意について、検察側は「直前まで正常に運転していた。影響は直接的ではなく、完全責任能力があった。歩行者をはね、死亡させても構わないという未必の故意があった」と主張した。

 また検察側は殺人などの罪が認められない場合は、予備的訴因として自動車運転処罰法違反の危険運転致死傷罪(懲役5年)か過失致死傷罪(懲役3年)を適用するよう求めた。

 弁護側は最終弁論で被告は当時、心神喪失状態だったとして無罪を求めた。その上で「仮に耗弱状態と認められた場合でも、成立するのは自動車運転処罰法違反の過失致死傷罪のみであり、執行猶予付きの判決が相当だ」と述べた。

 起訴状によると、于被告は27年5月2日、浜松市中区の交差点に赤信号を無視して進入。横断歩道を渡っていた歩行者を次々とはね、同区の主婦、水鳥真希さん=当時(31)=を脳挫傷で死亡させたほか、4人に軽傷を負わせたなどとしている。

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