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委託会社の担当役員、独断で実行 「核のごみ」住民説明会への動員で謝礼約束

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委託会社の担当役員、独断で実行 「核のごみ」住民説明会への動員で謝礼約束

 「私たちはオーシャナイズ社に学生への声がけだけを期待していた。何らかの対価で来てもらうことなど期待していなかった」。学生らに“見返り”を示した上での動員が発覚した意見交換会について、NUMOの関係者は報道陣に「誤算」を強調。NUMOによると、埼玉会場の参加者に1万円の謝礼を約束させたのは、オ社で10月に就任した担当役員の独断だったという。

 オ社は学生サークルに活動会場や印刷物を提供するなど支援活動を行い、学生との接点が売り。若者が最終処分場問題に関心を持つことを期待するNUMO事業の再委託先に選ばれた。しかし、埼玉会場以前の4会場でも「NUMOの説明会に来れば、サークルに対して1人当たり5千円相当の支援になる」などと参加を促したとみられている。

 類似の不祥事では、九州電力が平成23年7月、玄海原発の再稼働に向けた番組に再稼働容認の意見を投稿するよう子会社などに依頼した「やらせメール問題」がある。会見したNUMOの宮沢宏之理事は「九電のケースは意見内容まで左右した。今回とは根本的に違う」と強調。「純粋に最終処分場の問題を学ぶために来てくれた学生もいる」と苦渋の表情で語った。

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