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アイドルグループ元メンバーが事務所を提訴 「レッスン費用と相殺で給料0円」

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アイドルグループ元メンバーが事務所を提訴 「レッスン費用と相殺で給料0円」

所属する芸能事務所に契約の解除などを求めて提訴し、記者会見する元アイドルの女性=14日、東京・霞が関の司法記者クラブ 所属する芸能事務所に契約の解除などを求めて提訴し、記者会見する元アイドルの女性=14日、東京・霞が関の司法記者クラブ

 アイドルグループのメンバーだった女性4人が、所属事務所が給料を一切支払わないのは不当として、芸能事務所「デートピア」(東京)を相手取り、未払いの給料約400万円の支払いや契約解除などを求める訴えを14日、東京地裁に起こした。

 4人は10~20代。訴状などによると、平成27年7月に専属マネジメント契約を結び、10月に7人組でデビューしたが、事務所から給料は支払われなかった。29年に別の事務所へ移籍する意向を伝えると、マネジャーから「契約から7年は芸能活動ができないことになっている」と告げられ、契約解除も拒まれたという。

 契約書には、5年契約で、契約終了後2年間は芸能活動をしてはならない、と記載。月額3万8千円の給料と同額を「ボーカルレッスン費用」として天引きするとの記載もある一方、歩合給が発生すると口頭で説明されていたという。

 4人は「給料相殺について書面での合意がなく、労働基準法に違反する」と主張。「自由意思に基づく契約ではない」としている。

 東京・霞が関の司法記者クラブで会見した代理人の河西邦剛弁護士は「地下アイドルが増え、事務所とのトラブルの相談数も増えている」と指摘。原告の10代女性は「私たちと同じ状況の人もいると思うが、みんなステージに立ちたい気持ちで活動している。提訴することで何か変わるきっかけになれば」と話した。

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