産経ニュース

【電通初公判】検察、「クライアントファースト」の電通を厳しく指弾

ニュース 社会

記事詳細

更新

【電通初公判】
検察、「クライアントファースト」の電通を厳しく指弾

電通違法残業事件の初公判が開かれた東京簡裁の法廷=22日午前 電通違法残業事件の初公判が開かれた東京簡裁の法廷=22日午前

 労働基準法違反事件としては異例の正式裁判となった電通の違法残業事件。公判では、検察側の冒頭陳述によって、電通のずさんな労務管理の実態が改めて浮き彫りとなった。

 「困難な業務であっても引き受け、深夜残業や休日出勤もいとわないという考え方が浸透していた」

 検察側が冒頭陳述で明らかにしたのは、電通社員に植え付けられてきた「クライアント・ファースト(顧客最優先)」という精神。広告の依頼主の要望を重視するあまり、社員には過重労働という形でしわ寄せがいっていた。

 捜査の過程では、そもそも電通の労働組合が労働者の過半数で組織されておらず、残業時間を規定する労使協定(三六協定)が無効だったことが判明した。

 論告によると、電通では違法な長時間労働が常態化。今回の事件はまさに「氷山の一角」だった。

 電通は平成26年以降、労働基準監督署から何度も是正勧告や指導を受け、三六協定を順守する方針を打ち出したが、それは労働者のための改善ではなかった。

続きを読む

関連トピックス

「ニュース」のランキング