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【電通初公判】スピード立件、略式一転正式裁判…異例ずくめの事件 電通社長「二度と繰り返さない」

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【電通初公判】
スピード立件、略式一転正式裁判…異例ずくめの事件 電通社長「二度と繰り返さない」

電通の本社ビル=4月28日午後、東京都港区(宮崎瑞穂撮影) 電通の本社ビル=4月28日午後、東京都港区(宮崎瑞穂撮影)

 「社長として責任を感じている」。女性新入社員が過労自殺し、大きな社会問題となった電通の違法残業事件。緊張した面持ちで東京簡裁の初公判に臨んだ山本敏博社長はこう述べた。電通は過去に何度も厚生労働省から是正勧告を受けたが同社の体質は改まらず、社会的な信用は大きく損なわれた。それだけに山本社長は「このようなことを二度と繰り返さないことが私の最大の責務だ」と誓った。

 異例ずくめの事件だった。労働局による立ち入り調査はこれまで、小売業の販売現場が多く、いわゆる「ホワイトカラー」の職場が対象になること自体珍しかった。「広告界のガリバー」の異名を持つ大企業にメスを入れることで、違法残業は許さないという当局の姿勢を示した形だ。

 公判を開かず、書面審理のみで罰金刑を科す検察側の略式起訴に、簡裁が「略式不相当」という形で待ったをかけたのも異例だった。判断した理由は明らかにされていないが、過重労働に対し社会が厳しい目を向けるようになったことを考慮し、事実の解明・明確化のためにも、より厳格な審理を求めたものとみられる。

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