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外環道工事で談合の疑い NEXCO2社が契約手続き中止

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外環道工事で談合の疑い NEXCO2社が契約手続き中止

 東京外郭環状道路(外環道)の工事をめぐり、大手ゼネコンによる談合の疑いが払拭できないとして、工事を発注した東日本高速道路(NEXCO東日本)と中日本高速道路(NEXCO中日本)が、業者との契約手続きを中止していたことが14日、分かった。両社は公正取引委員会と警察庁に通知しており、公取委などが今後、事実関係の確認を進めるものとみられる。

 外環道は都心の渋滞緩和などを目的に、東京都大田区から埼玉県を経て千葉県市川市までを環状に結ぶ計画の約85キロの高速道路。

 東京都練馬区の大泉ジャンクション(JCT)と世田谷区の東名JCT(仮称)間で建設が進められており、このうち、中央自動車道と接続する中央JCT(仮称)付近の地下トンネル拡幅4工事で、談合の疑いが指摘されている。

 この区間は当初、高架道路として建設される予定だったが、環境悪化を懸念する周辺住民の反対で長期間工事が凍結され、その後、地下トンネルで道路を通す方式に変更。平成24年から建設が進められていた。

 問題の工事は昨年10月21日に入札手続きの開始を公示。受注を希望する業者を募って工法などを提案させ、総合的に評価する「公募型プロポーザル方式」で選定する予定だった。

 しかし、大手ゼネコンが絡む談合情報が寄せられ、両社が入札業者に聞き取り調査を実施したところ、「談合などの不正行為の疑義を払拭できず、契約手続きの公正性を確保できない恐れがある」と判断。今月1日に手続きを中止したという。

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